福島市本内、信夫ヶ丘競技場のすぐそばに佇む「Coffee House Kenya(コーヒーハウス ケニヤ)」は、創業40年以上の歴史を持つ老舗洋食店。
昭和レトロの懐かしさと、多国籍な空気が混ざり合う、まさに“異文化空間”です。
お店の外観からしてひときわ目を引く存在感で、店内に一歩足を踏み入れれば、そこはまるで異国のミュージアムのよう。
今回は、店主様イチオシの「チャパティランチ」をいただいてきました。
Welcome international readers!
Discover Japan’s top-notch food at prices you won’t believe.
📅 投稿日:2025年8月21日
(※価格やメニューは変更となる場合があります)
📍店舗紹介


外観
お店に近づくとまず目に入るのが、大きく「KENYA」と書かれた存在感抜群の看板。
看板の下にはクラシカルな街灯と置物が並び、時が止まったかのような独特の空気感を演出しています。
駐車場には「文化通り」と書かれた街灯も。




内装
店内に入ると、そこはまるで世界各地の文化が詰め込まれた小さな博物館のよう。
中南米やアフリカ系のインテリア、さらにはヨーロッパのアンティーク、日本の昭和グッズまで、ジャンルも時代も越えて所狭しと並んでいます。
壁一面には額縁入りの絵画や写真、マスク、陶器皿などが飾られ、カウンターや棚の上には可愛い置物や民芸品がぎっしり。
店主様いわく、これらは海外からのお客様との交流の中でいただいたり、ご自身で購入されたものだそう。
こういった物語のある品々に囲まれて過ごすひとときは、何とも言えない心地よさがあります。
座席は木のぬくもりを感じる一枚板のテーブル席、カウンター席が用意されています。
📖メニュー




カレー系の料理がメインとなっていますが、ハンバーグやチャーハン、ナポリタン、ピザなどの洋食メニューも揃っており、トーストやホットサンドといった軽めのメニューも用意されています。
ドリンクメニューも充実しており、コーヒー・紅茶・チャイをはじめ、ジュース類やビールまでラインナップ。
特にコーヒーは複数の種類が用意されており、選ぶのが楽しくなる豊富さです。
木製の手彫り表紙が印象的なメニューブックには、手作り感あふれる料理写真も添えられていて選ぶ楽しさも倍増。
どれも手間暇かけて作られていることが伝わってきます。
※価格やメニューは変更となる場合がございますので、ご了承ください。
🍽️実食レポート:チャパティランチとコーヒー

今回いただいたのは、店主様おすすめの「チャパティランチ」と「コーヒー」。
本場の味わいを参考にしながらも、日本人にも食べやすいように味のバランスを丁寧に調整したという、店主様の自信作です。
インド風のプレートに、香り高いカレーやドライカレー、サラダ、そして揚げたてのチャパティが美しく盛り付けられています。


メインのスパイスカレーは、一口目からピリッと辛さを感じる本格派。
思わず「旨い!けど、結構辛いかも…」と思ったその瞬間、店主様が笑顔で一言。
「チャパティと一緒に食べるんだよ。そのままだと辛いよ。」
そのアドバイス通りチャパティでカレーを包んで口に運ぶと、辛味がふわっとマイルドに。
チャパティの表面はパリッと、内側はほんのりモチッとした食感で、油のコクが辛さを包み込んでくれる絶妙なバランス。
プレートにはスパイシーなドライカレーや、さっぱりとしたポテトサラダも添えられており、一皿で多彩な味が楽しめます。



食後には、店主様自らコーヒーを淹れてくださいましたが——これがまた、ひと味違う一杯。
大きな木臼にコーヒー豆を入れ、棒で「突く」という、アフリカ・エチオピアなどで用いられている伝統的なスタイルだそうです。
「通常のミルは豆を“砕く”。でもこれは“突く”から、味も香りも違うんだよ。」
確かに、運ばれてきたコーヒーの表面にはうっすらとオイルが浮かび、香りも豊か。
カップも美しく装飾されたものが使われており、視覚でも楽しめるひとときでした。
📝まとめ
「Coffee House Kenya」は、まるで異国の博物館のような不思議な空間。
最初はその独特な雰囲気に少し緊張しましたが、静かで落ち着いた店内に身を置いているうちに、自然と肩の力が抜けていました。
この日は、仕事の合間に14時ごろふらりと立ち寄ったのですが、店内には地元の方や観光客の姿があり、穏やかな空気が流れていました。
ペット同伴OKというのも嬉しくて、可愛らしいワンちゃんが静かに座っているのを見て、なんだかほっこり。
料理は丁寧に作られていて、特にチャパティとスパイスカレーの組み合わせは、他ではなかなか味わえない印象深い美味しさがありました。
「ちょっと変わった空間で、丁寧な料理を味わいたい」
そんな気分の時に、ぴったりなお店です。
※日によっては早めに閉店されることもあるそうなので、その点ご承知おきください。
番外編:店主様コレクションをご紹介!
店内の至るところに、世界各国から集められたアイテムが所狭しと飾られています。
今回はその中でも、特に印象的だったものをいくつかご紹介。

🪨 「砂漠のバラ」
まるでバラの花のような結晶をもつ鉱石。
かつては矢じりとして使われたこともあったんだとか。

🪵 「マコンデ彫刻」
タンザニアの伝統的な木彫り彫刻。
柱や台座のように見える部分が顔の一部になっていて、独特の存在感があります。
店主様いわく、ピカソもこの造形に影響を受けたそうです。

🚩 「ウズベキスタンの国旗」
夏の間は風通しも良く涼しげで、見た目のアクセントにもなっているそうです。

🎩「パキスタンの帽子」
結婚式で被る、新郎用の帽子だそうです。

🧮「レトロなレジ」
手回し式のレジスター、初めて見ました👀

🫖「レトロな珈琲ポット」
大人数に淹れる時は、なんと現役で使えるそうです。
どこを見渡しても興味を引かれるものばかりで、終始楽しい時間を過ごすことができました。
本当に素敵な空間です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
これからも福島の魅力的なお店をご紹介していきます。
📌店舗情報
店舗名 | Coffee House Kenya |
住所 | 福島県福島市本内南下釜4-6 |
駐車場 | あり |
※店舗情報はGoogleマップより引用しています。
※「拡大地図を表示」から、Googleマップの店舗ページにアクセスできます。
※日によっては早めに閉店されることもあるそうなので、その点ご承知おきください。
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